黒沢口は古くから信仰の道として歩まれてきました。
覚明行者の開山後には、尾張をはじめ遠く九州からも、多くの方々が登拝に訪れるようになりました。 霊神碑(死後に魂が還る場所)や数々の像が点在し、神仏習合の御嶽信仰に触れることができます。 また、高山植物や野鳥との出会いをはじめ、自然と文化を学ぶ貴重な体験ができます。
普寛行者が開山した後に広く知られるようになった信仰の道で、江戸をはじめ各地から多くの人々が登拝しました。 黒沢口と同じく神仏習合の場であり、数多くの神仏の像が現存しています。 また、黒沢口同様に高山植物や野鳥、文化に触れることができます。
濁河温泉から登るルートでは、飛騨頂上を目指すことになります。飛騨頂上付近からは、近年「ドラゴンアイ」で知られるようになった三ノ池を望むことができます。
三ノ池は古くから龍神様が宿る池として信仰され、その水は御神水として大切に扱われてきました。 かつて御嶽山を信仰する方々の中には、頂上を三度登拝しなければ三ノ池へ向かうことが許されなかったこともありました。